学生ローンの使用目的と与信枠の関係

学生ローンでは基本的に借り入れた資金使用目的は自由である。「基本的に」というのは、学生ローンには「目的別ローン」を採用する業者もあり、必ずしも「自由」でない場合もある為だ。
「目的別ローン」とは、簡単に説明すると使用目的によって、金利などの面で優遇したサービスを受けられる学生ローンの金融商品である。
この場合、「使用目的」に特化した特約であるので、何に使うかによってこのサービスを受けられたり、場合によっては受けられない場合もあるのだが、仮に受けられなかった場合でも「通常契約」は可能であることが多い。
「目的別ローン」の場合、使用目的を明確にすることによって、貸し付けた資金が健全なことに使われることを確認し、低金利・大口融資を目玉とするものであるが、なぜ借入金が健全なものに使われるとそれらのサービスが受けられるのか?
これは学生ローン業者の思惑が大いにあるのだが、その「思惑」をいくつか列挙してみたい。

1.例えば使用目的が「ピアノ購入」だったとしたら・・
この場合、万一債務者が返済不履行になった場合、業者側からすればピアノを購入したことを分かっているので、予め「ピアノ」という動産物を差し押さえることができる。
「無担保金融」でありながら、担保を有しているようなものなのだ。

しかし、一番の大きな理由は、差し押さえ目的ではない。
2.「目的ローン」を扱うことで、通常よりも安い金利を謳うことができ、顧客の目を引く効果がある。
一番の理由はコレであろうと思う。
とにかく他社よりも圧倒的に安い金利をチラつかせることにより、言葉は悪くなるがデパートなどでいう「特ダネ商品」でお客を釣るという営業手法だ。


3.マルチ商法などの悪質業者がらみでないことを見極める目的
マルチ商法・投資話は高額なものが多く、えてしてこれらの話は後々になってトラブルとなるケースが多い。それとは逆に、本当に「ピアノを買った」とか、「海外旅行に行った」というものはトラブルとなるケースが少ない。
その為、学生ローンでは「貸し付けた資金が何に使われるのか」ということは極めて重要な要素なのである。
目的ローン成立要項として、使用目的を証明できる書面を徴求することによって、後々のトラブルリスクを回避することが狙いとされているわけなのだ。

フリーローンにおける目的別利用限度額
上では目的ローンに限ってのものを解説したが、一般的には使用目的自由の「フリーローン」が圧倒的に多く利用されている。
では、フリーローンにおいても使用目的によって利用限度額に差は出るのだろうか?
答えは「Yes」である。
前述のように、投資話のようなものは後々トラブルとなる可能性が高い為、学生ローンはまずそのあたりを疑ってかかる。疑いが晴れない場合、グレーと判断して枠を若干絞り気味にするのだ。「クロ」と判断すれば枠は付けてもらえない。すなわち融資不可となるわけだ。
「シロ」であった場合、他の要素を加味して限度枠を設定することになる。

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